ネットでもよく見かけますが、プロテインは体に悪いから飲まないほうがいいという情報です。
私も高校時代に一時期筋トレをしている時期がありプロテインを飲んでいたのですが、同居している祖母からそんな薬みたいなもん飲むな!と小言を言われた記憶があります(笑)
当時は私も知識がなく、プロテイン=筋肉がつく、太れる魔法の粉というイメージしかありませんでしたからそんなに身体に悪いのか…とちょっと怖くなった時期もありました。
確かに魔法の粉とかいうと怪しいイメージになりますからね…(笑)
でもそんな危険な薬なんて事は全然ないですよ。
変なイメージが先行してしまっているだけなんですよね。
やはり人工的に作られた食べ物は全て身体に悪いというイメージを持ちやすいので気持ちはわからなくはないですが…。
プロテインとはどういう物なのかをしっかりと理解する
プロテインを日本語に訳すと「タンパク質」です。
プロテインという言葉のイメージからすると何か薬品のようなイメージが付きまとっていますが、それは誤りです。
プロテインを飲めば筋肉がすぐつき、身体が大きくなるという世間の間違ったイメージの代物はステロイドです。
ステロイドは立派な薬物ですが、プロテインはただのタンパク質でありただの食品です。
プロテインを単に摂取するだけでは体は大きくなりませんし、一気に太るというようなこともありません。
プロテインは筋肉を作り上げるタンパク質を効率よく摂取するためのサプリメントのようなものなので、安心して摂取してほしいと思います。
プロテインは何から作らているのか
みなさんはプロテインの原料がなんなのかご存知でしょうか?
よくスポーツショップなので見かけるプロテインのほとんどはホエイプロテインと呼ばれる品物です。
このホエイプロテインの原料は牛乳です。
具体的に言うと、牛乳から抽出されるホエイ蛋白(乳清)を原料としたものがこのホエイプロテインと言われます。
原料が牛乳なのに、プロテインが薬品というのはおかしいですよね?
何故身体を作り上げるのにプロテインが必要なのか
プロテインはタンパク質を効率良く摂取するためには必要不可欠です。
太るといっても脂肪がたくさんのブヨブヨに太るのでは意味がありませんから、太るためには脂肪よりもタンパク質を中心に摂取する必要があります。
普通の食べ物からもタンパク質は摂取できますが、やはり効率良く、そして簡単にタンパク質を摂取するにはプロテインは最適なんです。
プロテインの過剰摂取が及ぼす悪影響
そして。先程も言いましたがプロテイン=タンパク質なのでサプリメントと大差は無い代物です。
しかし、もちろん飲み過ぎれは身体に悪影響は出ます。
特にみなさんが心配されているのは肝臓への悪影響だと思います。
タンパク質を多く摂取するということは、それだけ肝臓に負担をかけてしまうというのは、間違いありません。
ただし、これはいわゆる過剰摂取といわれる程多くのタンパク質を毎日のように摂取する場合であって、通常範囲内での使用なら何も問題はないので安心してください。
プロテインの1日の適正摂取量
では、タンパク質を一日にどの程度摂取することが望ましいのでしょうか?
一般的に、何も運動などをしない人が必要なたんぱく質の摂取量は、体重1(kg)に対して1g。
私の体重が現在約60kgなので、60gのタンパク質を摂取することが出来れば健康にいいということになります。
しっかりとタンパク質が入っているプロテインの場合、一回の分量で約25g程度のタンパク質が含まれています。
一日に1回プロテインを摂取すれば、後は普通の食事で十分な範囲のタンパク質を摂取することができるでしょう。
ただし、しっかりとした筋肉トレーニングをや激しい運動をされるのであれば、体重1kg×1.5~2倍(g)のタンパク質の摂取が理想的とされています。
こうなると、プロテインを一日に2回は摂取してほしいです。
ただでさえ、一日に食べる量が少ない我々ですからね。
プロテインで、糖質や他の栄養素も同時に摂取しながら体作りをすすめていくのが望ましいでしょう。
人間が一日で吸収できるタンパク質の量も限界があるので、過剰な摂取は効果も薄れます。
でもそれはプロテインに限らず他の全ての食べ物にも言えることです。
普通の食事やお酒、サプリメントなども過剰摂取すれば身体に何らかの悪影響が出てきます。
何事も程々が大事ということですね。
また、プロテインを飲むから太れる・筋肉がつくというのも大きな間違いです。
プロテインは栄養の補助でしかありませんし、筋肉の成長を手助けしてくれるお手伝いさんに過ぎません。
プロテインは普通の食事からとりきれないタンパク質を補う為の栄養補助食品です。
基本は普段の食事から栄養を摂取するように心がけてください。